スペインの自動車内装部品メーカーのグルーポ・アントリン(Grupo Antolin)は23日、台湾の電子ペーパー大手であるEインク(E Ink)と提携すると発表した。自動車の内装部品にEインクの変色電子ペーパー技術である「プリズム」を組み込むことを目指す。


■色付き微粒子を電子制御

Eインクのプリズム技術は色の付いた微粒子を電子的に制御することで表面のデザインを無制限に変化させ続けることが可能。液晶など従来のバックライト付きソリューションとは異なり、表面のデザインや文字列などが変化する時にだけ電力を消費することから、エネルギー効率にも優れていることが特長とされ、電気自動車(EV)の航続距離延長にもつながる。

デザインや配色などを変化させることで乗員のユーザー体験を向上させるほか、警告や通知などを表示することで安全性の向上にも寄与することも期待される。

■外装への応用はCESで展示済み

Eインクは米ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー見本市「CES」で2022年と2023年に自動車外装部品向けアプリケーションを展示していたが、今回のアントリンとの提携により、内装部品での実用化に近づいたことになる。

2024/10/28

 

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