スタンレー電気は28日、二輪車用と商用車用ランプの製造を手がけるブラジルのAngstrom Electricの株式の75%を取得し、子会社化することで合意したと発表した。11月30日 に株式を取得する予定。取得額は公表していない。
スタンレー電気はブラジル南部サンパウロ州の連結子会社Stanley Electric do Brasil(SEB)を通じ、日系の自動車メーカー向けを中心に四輪車用照明機器の生産と供給を行っている。南米で今後、二輪車と欧米の四輪車メーカーの市場拡大が見込まれることを背景に、Angstrom Electricを子会社化することを決めた。
Angstrom Electricは2007年の設立で、ブラジル北部アマゾナス州マナウスに工場、サンパウロ州サンパウロにテックセンターを保有する。同社を傘下に置くことで、ブラジルの二輪メーカーに対して競争力のある製品を供給するほか、南米をターゲットとする四輪車・二輪車向け製品の設計・開発から生産までを一貫して行える体制を構築する。
2024/10/29