ブリヂストンは8日、グループ会社のブリヂストン・インディア(BSID)がインド市場でのプレミアム・マス戦略を強化するための戦略的成長投資を実行し、西部マハラシュトラ州プネ工場と中部マディヤ・プラデシュ州インドール工場での乗用車用プレミアムタイヤの生産能力を増強すると発表した。
投資額は約8500万米ドルで、2025年初めから順次着手し、プネ工場では29年までに年産能力を約110万本増強。インドール工場はプレミアムタイヤ生産のための質向上投資を実施する。
同社はまた、商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を通じ、インド市場に最適なカスタマイズをした「断トツ商品」づくりのため、25年からプネ工場内にサテライト・テクノロジーセンター機能を設置。原材料企画から製品調査設計及びモノづくりまでのエンジニアリングチェーン全体の技術開発能力強化と迅速化を図る。エンライトンは、従来のタイヤ性能を向上させた上で、タイヤに求められる多様な性能を顧客やモビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術とされる。
2024/11/11