独フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のアウディは17日、同社と中国第一汽車集団(一汽集団、本社:吉林省長春市)の新エネルギー車(NEV)合弁会社、奥迪一汽新能源汽車(アウディ一汽)が長春経済技術開発区で建設した電気自動車(EV)工場が中国市場専用のEVの生産を開始したと発表した。アウディのEVのスポーツタイプ多目的車(SUV)「Q6L e-tron」に続き、EVセダン「A6 e-tron」を生産する。


アウディ一汽のEV工場は2022年6月に起工した。総投資額は350億元(約6960億円)で、年産能力は15万台超。アウディ一汽の本社としても機能する。

■高級EV用車台「PPE」採用

新工場ではアウディがポルシェと共同開発した高級EV用プラットフォーム(車台)「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースにしたEVを生産する。中国市場向けのEVは、ホイールベースが長いことに加え、中国の消費者に合わせたデザインとデジタル機能が特徴という。

新工場は、統合ITソリューションを導入。工場の全てのメンテナンス、ロジスティクス、製造プロセスは、単一のITアーキテクチャーを介して相互にネットワーク化されている。また、VWグループとして欧州以外では初めて、ドイツのソフトウエア開発会社SAPの統合基幹業務(ERP)システムである「SAP S/4HANA」を使用したグループソリューションが導入されており、クラウドベースのシステムを使用し、工場全体でデータを共有している。

2024/12/18

 

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