英自動車工業会(SMMT)が6日発表した2024年の乗用車の新規登録台数は前年比2.6%増の195万2778台と2年連続で増加し、20年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で最高を記録した。一方で12月単月は前年同月比0.2%減の14万786台と3カ月連続で減少した。
■フリート向けが11.8%増
24年の乗用車の新規登録台数の内訳は、フリート向けが11.8%増の116万3855台で、個人向けが8.7%減の74万6276台、法人向けが3.1%減の4万2647台だった。
■ディーゼル車とガソリン車は減少
24年の乗用車の新規登録台数の内訳は、ディーゼル車が13.6%減の12万3104台、ガソリン車が4.4%減の101万9128台だった。24年の統計からマイルド・ハイブリッドのディーゼル車とマイルド・ハイブリッドのガソリン車の区分がなくなり、それぞれディーゼル車、ガソリン車に含まれている。
■EV販売が過去最高、乗用車市場のシェア19.6%に
電気自動車(EV)は21.4%増の38万1970台と過去最高を記録し、乗用車市場の19.6%を占めたが、英政府が定めた目標の22%には達しなかった。英政府は23年9月、EVなど走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しないゼロエミッション車(ZEV)について、自動車メーカーが達成しなければならない販売義務を明確化。乗用車の新車販売台数に占めるZEVの割合を2024年に22%、30年に80%、35年に100%とすることを各メーカーに義務付けている。
ただし、12月単月のEVの新規登録台数は56.8%増の4万3656台と急伸し、乗用車市場の31%を占め、22年12月の32.9%以降で最高を記録した。
■PHVは18.3%増
24年通年のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の新規登録台数は18.3%増の16万7178台、ハイブリッド車(HV)は9.6%増の26万1398台だった。
SMMTのホーズ最高責任者は、EVの新規登録台数が過去最高を記録したことについて、EVの選択肢が増えたことに加え、航続距離の延長とより手ごろな価格が影響しているとした上で、これらを実現するためには莫大なコストがかかり、持続不可能なインセンティブで支えられていると指摘。規制の見直しと消費者への実質的な支援が必要だと述べている。
■首位VWが2年連続の増加
24年のブランド別の新規登録台数は、フォルクスワーゲン(VW)が2.6%増の16万6304台と2年連続で増加し、4年連続で首位を維持。BMWが12.1%増の12万5265台と2年連続で増加し、4位から2位に浮上した。アウディは11%減の12万2431台と2年ぶりに減少し、2位から3位に後退。起亜が4.2%増の11万2252台で4位に上昇した。
フォード・モーターは23.7%減の10万9955台と減少に転じ、2位から5位に後退。メルセデス・ベンツが17.1%増の10万2757台で6位となり、トヨタ自動車は7.7%減10万1444台と減少に転じ、5位から7位に後退した。日産自動車は12.3%増の10万446台で8位、現代自動車は5.4%増の9万1808台で9位、上海汽車傘下のMGが0.3%増の8万1536台で10位となった。
■LCV新規登録台数は3%増
SMMTが発表した24年の小型商用車(LCV)の新規登録台数は前年比3%増の35万1834台だった。12月単月は8.3%減の2万7221台と5カ月ぶりに減少した。
24年のLCV新規登録台数の内訳は、2.5トン超3.5トン以下のバンが2.1%増の23万3216台、2.0トン超2.5トン以下のバンが12.3%増の6万5148台、ピックアップトラックが8.3%減の3万7582台、4×4が9.7%減の7282台、2.0トン以下のバンが44.5%増の8606台だった。
■トラック新規登録台数は59.6%増
24年のトラック(3.5トン超、6.0トン以下)の新規登録台数は59.6%増の9259台だった。このうちEVが36.8%増の1646台で、EV以外が65.6%増の7613台だった。
12月単月のトラックの新規登録台数は106.6%増の692台と5カ月連続で増加。このうちEVは362.5%増の111台で、EV以外が86.8%増の581台だった。
2025/01/07


