住友ゴム工業は8日、米タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ&ラバーから欧州・北米・オセアニア地域の四輪タイヤ「ダンロップ(DUNLOP)」の商標権などを取得する契約を締結したと発表した。取得額は5億2600万米ドル。これにより、住友ゴム工業は一部の地域や商材を除き、グローバルにダンロップブランドでタイヤ事業を展開することができる。

住友ゴムは今後、ダンロップブランドの歴史や知名度を生かしつつ、独自の先進技術を搭載した商品で他社との差別化を図るとともに、次世代モビリティ社会の要求に応えていく。具体的には、新技術「アクティブトレッド」を搭載した新商品やプレミアム車両向け新車用タイヤ、モータースポーツなどに注力するという。

また、住友ゴムがこれまで欧州、北米、オセアニア地域で展開してきたファルケン(FALKEN)ブランドは、各地域で培った商品企画力やマーケティング力を生かし、ファン層に向けたエッジの効いた商品などに注力する。両ブランドでの事業展開を通じ、各地域での販売本数を増やすとともに、プレミアム商品の比率の向上を図る。

さらに、ダンロップを基幹ブランドとして位置付け、タイヤ事業とスポーツ事業の共同でブランド強化活動を推進する。モータースポーツでのブランド投資やテニスでのグローバルマーケティング活動を加速させていくことで、世界のダンロップブランドの価値を高める方針。

■タイヤメーカーとして初めてHRPPに加盟

住友ゴムは7日、タイヤメーカーとして初めて、天然ゴムの持続可能な生産と利用を促進するための国際的な研究プラットフォームであるHRPP(Hevea Research Platform in Partnership)のアソシエートメンバーに加盟したことを明らかにした。24年10月8日に加盟した。これにより同社は、持続可能な天然ゴム調達に向けた取り組みをさらに加速させていくとしている。

HRPPは、天然ゴムの「気候変動評価」「労働力の利用可能性」「生産技術の向上」「品質向上」などの研究を産官学で進めている。

2025/1/9

 

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