中国の浙江吉利控股集団(吉利集団)が49.9%出資するマレーシアの国民車メーカー、プロトンは7日、ペラ州タンジュンマリム工場内で電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)を製造する新工場を起工したと発表した。同社として初のEV工場で、2025年中の生産開始を予定している。
投資額は8200万リンギ(約28億円)で、第1期分の年産能力は2万台としている。新規雇用創出は200人超。第2期で年産能力2万5000台の上乗せを予定しており、将来的には同4万5000台まで引き上げることを視野に入れている。
■まずはe.MAS7を生産
まずはEVブランド「e.MAS(イーマス)」の第1弾モデルとして昨年12月に発売したスポーツタイプ多目的車(SUV)の「e.MAS7」から生産を始める。その後はグローバル・モジュラー・アーキテクチャー(GMA)と呼ばれるプラットフォーム(車台)を共用する複数のモデルを生産する見通しだ。
プロトンは昨年6月にe.MASブランドを発表。e.MASは「Electrifying Malaysia(マレーシアの電化)」を意味し、同ブランドのロゴはプロトンのロゴと同様、トラを採用した。プロトンは昨年6月の時点でe.MASブランドから5モデルを投入する計画と発表していた。
■吉利開発のLFP電池搭載
e.MAS7は電池セルをシャシーに直接埋め込む「セル・トゥ・ボディ(CTB)」技術を採用。吉利汽車が昨年6月に発表したリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池の「神盾短刀電池(Aegis Short Blade Battery)」を搭載する。
e.MAS7にはプライムとプレミアムの2グレードが用意され、航続距離はWLTP(国際調和排出ガス・燃費試験法)サイクルでプライムが345キロメートル、プレミアムが410キロとされていた。
2025/2/12


