自動車データと市場調査を手掛ける米インテグレート・データ・ファクツ(Integrate Data Facts、IDF)は2月28日、2024年末のメキシコの稼働車両数(Vehicles in Operation、VIO)が過去最高の3510万台だったと発表した。


IDFの調査は1961年から2025年までのモデルが対象で、乗用車やバン、スポーツタイプ多目的車(SUV)、ピックアップトラック、中・大型トラックを網羅。稼働車両数の3510万台の内訳は、ライトビークル(乗用車とライトトラック)が3400万台、中・大型トラックが110万台となっている。

ACES(Aftermarket Catalog Enhanced Standard)の分類による車両タイプ別では、乗用車が57%、ライトトラックが34%、バンが6%、中・大型トラックが3%だった。

■平均車齢が上昇、アフター市場に商機

平均車齢は16.2年で、23年の16.1年からわずかに上昇している。IDFは平均車齢の上昇が自動車アフターマーケットにとって重要な意味を持っているとし、車両が古くなればスペア・パーツやメンテナンス、修理の需要が増え、メキシコ市場に自動車部品とサービスを提供する企業にとって大きなビジネスチャンスになると指摘している。

IDF(本社:米ミシガン州ロチェスターヒルズ)は2010年の設立で、VIO分析を専門とし、中南米のほぼ全ての国の自動車産業に関する包括的な知見を提供している。

2025/03/03

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する