三菱ケミカルグループは4日、同社が日本唯一のメンバーである、低炭素の実現を目指す世界的化学メーカーのプラットフォームであるGlobal Impact Coalition(GIC)が欧州で使用済み自動車のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築のための実証実験プロジェクトを2月に開始したと発表した。

同プロジェクトは三菱ケミカルのほか、独BASF、独コベストロ(Covestro)、蘭ライオンデルバセル(LyondellBasell)、サウジアラビアのサウジ基礎産業公社(SABIC)、仏スエズ(SUEZ)、ベルギーのサイエンスコ(Syensqo)が共同で実施。欧州で使用済み自動車のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築のために、世界的な企業が連携するのは初めての試みという。

■廃車のプラスチックを10種のポリマーに分類

同プロジェクトでは、リサイクルの各工程を担う企業・団体との連携の下、100台の使用済み自動車からプラスチックを取り出して10種類のポリマーに分類。参画する化学メーカーがそれぞれのポリマーの特性に応じたリサイクルを行うことの実現性を検証する。欧州連合(EU)のELV(End of Life Vehicle=使用済み自動車)指令に基づく再生プラスチックの利用促進に対応したもので、得られた検証結果に基づき、多種多様な自動車用プラスチックを再利用する大規模なクローズドループリサイクルの実現を目指す。

2025/3/5

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する