日本政府の経済産業省は17日、仏Caremagが計画する重希土類(重レアアース)の生産事業に対して岩谷産業と独立行政法人のエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が参画し、日本向け長期供給契約を締結したと発表した。日仏両政府が連携して支援する。


Caremagは仏南西部ピレネー・アトランティック県のラック工業団地内にレアアース工場を建設し、2000トンのリサイクル磁石と5000トンの原料鉱石からレアアースを精製する事業を進めている。岩谷産業とJOGMECは同事業に参画し、生産される重レアアース(ジスプロシウム、テルビウム)について、将来の日本需要の2割相当の供給を見込む長期供給契約を締結した。

■日本政府は1億ユーロ拠出

両国政府が昨年5月に署名した「重要鉱物分野の協力に関する日仏共同声明」に基づき、経済産業省はJOGMECを通じて同プロジェクトへ約1億ユーロ(約163億円)の資金拠出を決定。フランス政府は補助金や税額控除含め、約1億600万ユーロ(約173億円)の支援を決定した。

両政府は今後、同プロジェクトへの資金協力に加え、レアアース原材料の確保に向け、レアアース産出国への働きかけなど、資源外交を連携して展開するという。

2025/03/18

 

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