中国の浙江吉利控股集団の傘下にあるスウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カー・グループ(ボルボ・カーズ)は30日、2022年に退任していたサミュエルソン前CEO(最高経営責任者)が復帰すると発表した。4月1日付でCEOに就任する。


同氏は2012年から2022年までCEOを務め、吉利集団傘下での経営再建や新規株式公開(IPO)などを実現したことで知られている。米政府による関税政策や自動車の電動化など競争環境の激変が進むなかで同氏の手腕が必要と判断したもようだ。

■任期は2年間、次期CEO探しも推進

ただ、同氏は74歳と高齢なことから、今回の任期は2年間となっており、この間に後任を探す方針とされる。ローワン現CEOは3月31日付で退任し、同日にボルボ・カーズの取締役会からも外れることになった。

吉利の李書福(エリック・リー)董事長(会長に相当)は今回の人事について「サミュエルソン氏は深い識見と戦略の明確さ、実績のあるリーダーシップという稀有な組み合わせを持っている。業界がさらに複雑な局面を迎える中、同氏の経験と安定した手腕こそが当社の世界的な地位を強化し、次の可能性の波を切り開くために必要だ」と語った。

2025/03/31

 

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