中国の国有自動車メーカー大手の重慶長安汽車(本社:重慶市)は16日、タイ中部ラヨン県の「WHAイースタン・シーボード工業団地4」に開設した、同社にとって海外初となる新エネルギー車(NEV)工場を正式に稼働させたと発表した。
タイ国内と海外市場向けに右ハンドルのNEVを生産する。新工場では傘下の深藍汽車科技(Deepal、ディーパル)ブランドの電気自動車(EV)のスポーツタイプ多目的車(SUV)「S05」の右ハンドル車をラインオフした。
■年産能力は27年までに20万台へ倍増
新工場の敷地面積は約96万平方メートル。現在の年産能力は10万台で、2027年までに20万台に倍増する見込み。溶接、塗装、一般組立、エンジン組立、電池を含む5つのインテリジェントワークショップが装備されており、主要な品質管理ステーションの自動化率は90%とタイの自動車業界で最高レベルという。
■現調率の目標は80%
長安汽車は今後、ラヨン工場の現地調達率の80%まで引き上げる計画。新設される補修部品倉庫は、右ハンドル車のグローバル拠点として機能し、98%の顧客満足率と24時間以内の注文対応を目標としている。同社はタイ工場を東南アジア、豪州、ニュージーランド市場の中核拠点と位置付けている。
2025/5/19


