ニデック(旧・日本電産)は20日、インド子会社のニデックインドが19日に西部ラジャスタン州ニムラナにある既存工場の新棟(第3棟)の起工式を実施したと発表した。2026 年9月の竣工を予定。新棟の従業員数は600人で、車載用モーターを生産する。
■車載用モーターの生産を新棟に集約
ニデックインドは現在、既存工場の第1棟で車載用モーター、家電・空調用モーターを、第2棟では電動バイク向けの駆動モーターをそれぞれ生産している。今回新設する第3棟では、電動ステアリング用モーターパワーパック、パークロックアクチュエーター、電動ウォーターポンプ、吸気制御バルブなどの車載用モーターの生産を集約する予定で、投資額は約100億円を見込む。新棟の稼働に伴い、第1棟は家電・空調モーターの専用工場とする。
インドでは近年の高い経済成長に伴って中間層の所得が向上し、23年度の乗用車の国内販売台数(出荷ベース)は初めて400 万台を超え、過去最高を更新するなど持続的な拡大が続く一方、乗用車の普及率は10%以下にとどまっており、潜在的な成長率は高いと見込まれる。これに伴い、日系を含めた自動車メーカー各社が同国への進出を加速していることから、ニデックは車載用モーターの需要増大に対応する生産能力拡大を目的として、新棟の建設を決定したとしている。
2025/5/21


