新興EV(電気自動車)メーカーの米ファラデー・フューチャー(Faraday Future、FF)は23日、アラブ首長国連邦(UAE)のラス・アル・ハイマ首長国に中東初の拠点となる施設を開設したと発表した。新施設の操業は今年後半に開始される予定。同社は長期的にラス・アル・ハイマを拠点とする地域的な研究開発能力と、地域に根ざしたサプライチェーンを確立し、持続可能な人工知能(AI)を活用したモビリティというビジョンの実現を目指す。


同プロジェクトは今年5月にUAEの首都アブダビで開催された「Make it in the Emirates 2025」にラス・アル・ハイマ経済特区(RAKEZ)が参加した際に正式に発表され、RAKEZとFF子会社のファラデー・フューチャー・ミドルイーストの間でリース契約が締結された。ラス・アル・ハイマ首長国の新拠点は同社にとって米国と中国の2拠点に加え、中東の「第3極」戦略の実行に向けた重要な節目になるとしている。

■FFとFXの両ブランドをサポート

面積10万8000平方フィート(約1万34平方メートル)の新施設にはオフィス、エンジニアリングワークショップ、オペレーションハブが含まれる。同施設はFFブランドと新量販ブランド「ファラデーX(FX)」のモデルの両方をサポートし、湾岸協力会議(GCC)に加盟する中東6カ国の事業のハブとして機能。将来的には欧州と北アフリカへの拡大も視野に入れているという。

2025/05/26

 

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