米タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ&ラバーは11日、複数のバーチャルシミュレーション(VS)テストを駆使し、独フォルクスワーゲン(VW)傘下アウディの新型「A5」と「S5」の純正装着用のタイヤを開発したと発表した。
高性能車両の純正装着タイヤを開発する上ではドライバーの主観的な評価は極めて重要な指標であることから、これまではグッドイヤーのテストドライバーが実際のテストコースを走行してタイヤの評価を行っていた。グッドイヤーは現在、高性能車両のドライバーが求める性能特性について、熟練したテストドライバーから効率的かつ多角的にフィードバックを得るため、VSを活用している。
■物理的な試作タイヤ製作を1回に
グッドイヤーはハンドリング、走行性能、ノイズを評価するために2回のVSのサイクルを繰り返した後、1回の試作タイヤでアウディからの最初の承認を得た。グッドイヤーは開発の全ての過程を10カ月で実現。物理的な試作タイヤ製作を1回にすることで、数千本分の物理的なタイヤと数千キロメートル分の物理的なテスト走行を削減できると試算している。
グッドイヤーの「イーグルF1アシメトリック6」、「イーグルF1スーパースポーツ」、「ウルトラグリップ パフォーマンス3」(日本未発売)は、ウルトラハイパフォーマンス(UHP)、ウルトラ・ウルトラハイパフォーマンス(UUHP)、ウインタードライビングに至るまでの各用途に適合し、ドライバーのニーズや好みに合わせて転がり抵抗からグリップ・ブレーキまで、高い性能を発揮。これらのタイヤは、アウディの新型A5とS5のサルーンとアバントのエステートに10サイズが純正採用されているという。
2025/06/12


