スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディアは17日、北部ハリヤナ州マネサール工場に鉄道の引込線を敷設し、鉄道による四輪車の輸送を開始したと発表した。

マネサール工場の引込線は、インドのスズキの工場としては西部グジャラート州のグジャラート工場に次ぐ2線目。引込線を敷設することにより、国内向け車両をインド全土へ、輸出向け車両をムンドラ港とピパバブ港へ、工場から直接輸送する事が可能になる。年間の輸送能力は約45万台で、約6000万リットルの燃料使用と約17.5万トンの二酸化炭素(CO2)の削減につながるという。

マルチ・スズキは2013年、インド企業として初めて自動車の貨物輸送事業者として認可を受け、14年度より鉄道輸送を開始。24年度には過去最高となる約50万台、累計で約250万台の四輪車を鉄道で輸送し、CO2削減や周辺道路の渋滞緩和に貢献している。

2025/6/18

 

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