ドイツの自動車部品・タイヤ大手コンチネンタルは18日、イタリア北部リグーリア州サヴォーナ県カイロ・モンテノッテ(Cairo Montenotte)にあるブレーキ工場を、投資会社の独ムタレス(Mutares)に売却すると発表した。売却手続きは今年の第4四半期(10~12月)中に完了させたい意向だ。ただし、売却額は明らかにしていない。


同工場は油圧式ドラムブレーキなどの生産と研究開発(R&D)の拠点となっている。コンチネンタルは2025年の同工場の売上高が約1億ユーロ(約167億円)と予測している。従業員数は約400人で、売却後も全員の雇用が維持される。

今回の売却はコンチネンタルが進めている自動車部品部門のスピンオフ(事業の分離・独立)に伴う集中と選択のための措置の一環。同部門は9月にスピンオフされ、新商号のAumovioとして独フランクフルト証券取引所への上場が予定されている。

2025/06/20

 

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