日産自動車は26日、第3世代の「e-POWER」を搭載したクロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「キャシュカイ」を発表した。第3世代のe-POWERを搭載したキャシュカイは英サンダーランド工場で生産され、9月から欧州市場で発売する予定。その後、アフリカとオセアニア市場にも順次展開される予定という。
e-POWERは日産独自の電動パワートレインで、2016年に市場に投入。エンジンを発電専用とし、駆動はすべて電気モーターのみで行うシリーズハイブリッドシステム。電気モーターのみで駆動するため、力強くレスポンスの良い加速と高い静粛性が特長で、複雑な機構を必要とする他のハイブリッドと比較しても、より滑らかで電気自動車(EV)のような運転体験を提供するという。また、EVと同じように、回生ブレーキにより減速エネルギーを電気に変換してバッテリーに戻すことが可能。
■燃費と静粛性が向上
第3世代のe-POWERはこのコンセプトをさらに進化させ、高い走行性能やスムーズな運転体験を損なうことなく、燃費性能と静粛性を向上した。e-POWER専用に完全新設計された1500cc3気筒のターボエンジンを採用し、セグメントトップとなる4.5リッター/100キロメートルの燃費を実現。最大航続距離も1200キロメートルとディーゼル車並みを誇る。静粛性は第2世代のe-POWERと比べて最大で5.6デシベル(dB)低減。二酸化炭素(CO2)排出量は1キロ走行当たり116グラムから102グラムに削減した。スポーツモード選択時に出力を10キロワット(kW)上げるモードを採用し、よりスポーティーな走行体験を提供する。
第3世代のe-POWERは、日本市場では26年度の発売を予定しているミニバンの新型「エルグランド」に、北米市場では26年度中に発表予定のスポーツタイプ多目的車(SUV)の新型「ローグ」に、それぞれ搭載する計画とされる。
2025/06/27


