三櫻工業は11日、独ウィンケルマン(Winkelmann)グループ傘下のメキシコの自動車部品メーカー、ウィンケルマン・パワートレイン・メキシコ(WPM)の全株式の取得手続きを完了したと発表した。子会社化の完了に伴い、現地時間の10日付で立川英治氏がWPMのSole Managerに就任した。
三櫻工業は3月にWPMの全株式を取得すると発表していた。株式の取得額は1000万ユーロ(約17億1940万円)で、アドバイザー費用などが約3億2000万円。
WPMは2017年の設立。メキシコ中部ハリスコ州に拠点を置き、米国市場向けに主にピックアップトラックに採用される高圧タイプのフューエルレールを製造しており、主要顧客は独ボッシュ。三櫻工業はWPMを子会社化することで、米国市場向けのメキシコ生産のフューエルインジェクション事業で圧倒的なポジショニングの確立が期待されるとしている。
2025/7/14


