ドイツの自動車部品・産業機械メーカー大手シェフラーはこのほど、両手が塞がれていても足の動きを検知してスライドドアやトランクの開閉が可能なセンサーソリューション「ハンズフリーアクセスセンサー」を発表した。昨年末からすでに複数の主要な欧州自動車メーカー向けに量産を開始しており、北米や中国のメーカー向けの供給も見込んでいる。
両手が買い物した荷物でふさがっていてトランクが開けられない場合でも、ハンズフリーアクセスセンサーを搭載することで、車両後部下で足を動かすだけでトランクを容易に開扉可能。ドップラーレーダー技術を採用し、スライドドアもキーを使わずにハンズフリーで開閉できる。
■足の動きの速度と方向を分析して誤作動を防止
センサーは特定の足の動きで作動。足の動きの速度と方向を分析し、センサー中心から左右60センチメートルの範囲で高い信頼性で検知する。センサーには、各車両モデルにシステムを適合させる人工知能(AI)搭載のキャリブレーションプロセスを採用し、卓越した検知精度と信頼性を確保。また、センサーシステムは、歩行者や障害物が検知範囲内に侵入した際に車両ドアが意図せず開く誤作動を防止する。
24GHzのハンズフリーアクセスセンサーは、雨や雪、極度の高温・低温などの過酷な環境条件下でも高い堅牢性と一貫した性能を発揮。マイナス40度からプラス105度までの温度範囲で動作するように設計されている。車両周辺の物体を検知する車載短距離レーダーとして世界的に認知されており、LIN(Local Interconnect Network)インターフェースで車両アーキテクチャーと統合することが可能という。
■あらゆる車種に搭載可能
同センサーはスポーツタイプ多目的車(SUV)やミニバン、セダンなど、車種を問わず、あらゆるモデルやプラットフォームに容易に取り付けることができ、それぞれのシステムにシームレスに適合。
バンパーに内蔵するか、シャシーに直接取付けることが可能で、トレーラーヒッチの有無は影響しない。取り付けはねじ込み式のため追加のクリップやブラケットは不要。バンパー内に長いアンテナケーブルを配線する必要もないという。
2025/08/19


