ドイツの自動車部品大手クノールブレムゼ(Knorr-Bremse)はこのほど、日本の大手商用車メーカー1社から自動運転の中・大型トラックとバス用のブレーキ・ステアリングシステムを受注したと発表した。納入先の企業名は公表していないが、日本の大手商用車メーカーは日本国内のほか東南アジアや米国などの市場向けに高度に自動化された商用車を供給するという。クノールブレムゼは2028年に納入を開始する予定で、受注総額は「数億ユーロ台前半」に上るとしている。


■約1100台に「レベル4」のシステム供給
クノールブレムゼは独政府が資金援助する「レベル4(特定の区域などの条件付きでドライバーが関与せず走行可能)」の自動運転プロジェクトの一環として、日本車メーカーの自動運転トラックの開発プロジェクトを支援。同メーカーの約1100台のトラックとバスに、クノールブレムゼのrGSBC(冗長型グローバル・スケーラブル・ブレーキ・コントロール)システムとrAHPS(冗長型アドバンスト・ハイブリッド・パワー・ステアリング)システムが搭載される。これらのレベル4の技術は日本向けの大型トラックとバス、米国向けの中型トラックに使用される。

■「レベル2」の大型トラックにも供給
また、一定の条件下でハンドルなど複数の操作を部分的に自動化した「レベル2」の大型トラックは新型のプラットフォーム(車台)をベースにしており、クノールブレムゼは量産契約の下、標準的なRCB(リサーキュレーティング・ボール・ステアリング)ステアリングギアとAHPS(アドバンスト・ハイブリッド・パワー・ステアリング、電動油圧式ステアリングシステム)を供給する。

供給範囲は年間数万台に及び、GSBC(グローバル・スケーラブル・ブレーキ・コントロール)やGSAT(グローバル・スケーラブル・エアー・トリートメント)システムが含まれるほか、フットブレーキモジュールも供給される予定。これらのレベル2のブレーキ・ステアリングシステムは日本や東南アジア、豪州、ニュージーランドなどの市場向けの車両に搭載される。

2025/08/27

 

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