住友ゴム工業は29日、人工知能(AI)ソリューションを提供する米ベンチャー企業のバイアダクト(Viaduct)を1億400万米ドルで買収する契約を27日に締結したと発表した。
カリフォルニア州シリコンバレーに本社を構えるバイアダクトは2018年の設立。車両や工場の膨大なデータを独自のアルゴリズムで解析することで、異常の早期発見や予測、さらには異常の原因を特定できる非常に汎用性の高いAI技術を保有している。住友ゴムとバイアダクトは23年に共同での実証実験を開始。住友ゴムが保有するタイヤのセンシング技術「センシングコア」とバイアダクトが保有するAI技術を組み合わせた新しいサービスの開発を行ってきた。
■10月から北米でフリート車両向け故障予知サービス開始
住友ゴムは10月から北米でフリート車両向け故障予知サービスを開始。部品の交換時期を告知することで、車両故障の未然防止やメンテナンスコストの削減に加え、走行時の安全性向上や車両の稼働率向上に貢献する。
同社は今回のバイアダクトの買収により、フリート車両向け故障予知サービスをより効率的に推進するとともに、日本や欧州などグローバルでのサービス展開を加速する。さらに部品発注や作業指示などへサービス範囲を拡大させることで、タイヤ事業とのシナジーを創出するとしている。
2025/08/29


