独フォルクスワーゲン(VW)グループの商用車事業子会社トレイトンの傘下にあるスウェーデンの商用車大手スカニアは15日、中国・江蘇省南通市内の如皋(じょこう)市で新工場を開所した。中国と周辺のアジア諸国向けに大型トラックを生産する。同社として欧州とブラジルの工場に続く3カ所目のグローバル生産拠点になるとしている。


■西側商用車メーカーとして初の独資工場

投資額は20億ユーロ(約3511億円)で、年産能力は5万台。敷地面積は80万平方メートルで、新規雇用創出は3000人に上る。西側諸国に本社を置く商用車メーカーとしては初の単独出資の工場となった。

如皋工場では当初に既存の大型トラックやトラクターから製造を始め、2026年の上半期(1~6月)中に中国市場向けの新型車「ネクスト・エラ(NEXT ERA)」の生産も始める予定だ。

■バイオガスを電力源に

同工場はトレイトンのモジュール生産方式を採用しており、顧客からの様々な要望に応じながら新技術を取り入れた車両の生産が可能とされる。生産に必要なエネルギーについては地域の下水汚泥や食品廃棄物などのバイオ廃棄物から発生させたバイオガスなどを利用することで、100%グリーン電力で賄うとしている。

同社は2022年4月に同工場の建設を開始。当初は2024年末~25年初めに操業を開始する予定だったが、半年ほど遅れて開所することとなった。

2025/10/17

 

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