塗装システム大手の大気社は27日、グループ会社の米Taikisha USAが6月に米ミシガン州で開催された自動車塗装技術の国際会議「SURCAR」で「Award for Innovation」を受賞したと発表した。
SURCARは1964年にフランスで創設された、自動車塗装および表面処理に特化した技術をテーマとした国際的なカンファレンス。世界各国の自動車メーカーや専門サプライヤーが一堂に会し、最先端の技術の発表を通じて意見交換が行われる。近年では、フランスだけでなく、中国や米国でも開催されている。
2023年6月開催の前回のSURCARでは、大気社は日本ペイント・オートモーティブコーティングスと共同で、「ドライ加飾技術:自動車製造における新世代コーティングメソッド(Dry Film Coating:New Generation Coating Method in Automotive Manufacturing)」を発表し、「Jury's Award」を受賞している。
ドライ加飾技術は、従来のスプレー塗装(ウェット塗装)に代わり、フィルムを真空圧空・加熱によって貼り付けることで、自動車外装などをフィルム加飾(ドライ加飾)する技術。大気社はドライ加飾システムの研究開発に注力しており、24年11月には塗装システム事業の研究開発施設であるテクニカルセンター(神奈川県座間市)にドライ加飾システムのデモラインを設置した。デモラインの実現に向けた継続的な努力や、自動車外装の分野において革新的なプロセスであるドライ加飾システムの開発への取り組みが高く評価され、今回の受賞に至ったという。
Taikisha USAは今回のSURCARで「ドライ加飾システム:デモラインの開発、建設、立ち上げ、試運転(Dry Film Application: Demo Line Development, Construction, Start-Up, & Trials)」と題し、ドライ加飾技術のデモラインの実現をテーマにしたプレゼンテーションを行っている。
2025/10/29


