中国の国有自動車メーカー大手の広州汽車集団(広汽集団、GAC)とカナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは23日、欧州での電気自動車(EV)事業の協業を拡大すると発表した。マグナ傘下のマグナ・シュタイヤー(Magna Steyr)がオーストリア南東部グラーツ(Graz)に開設した新工場で、広汽集団傘下の新エネルギー車(NEV)メーカー、広汽埃安新能源汽車(AION)のEVのスポーツタイプ多目的車(SUV)「AION V」を生産する。
■EUの追加関税を回避
GACインターナショナルの魏海剛(ウェイ・ハイガン)社長は、欧州は広汽集団のグローバル展開で重要な市場だと指摘。マグナ・コンプリート・ビークルズのプレットナー社長は「今回の協業は、自動車メーカーがマグナの専門性に寄せる信頼を示すものだ」と述べている。広汽集団のマグナへの生産委託は、欧州連合(EU)が昨年7月に導入した中国製EVに対する追加関税を回避する狙いがあるものとみられる。
■小鵬汽車に続く中国ブランドの生産受託
マグナは今年9月にもマグナ・シュタイヤーのグラーツ工場で中国の新興EVメーカー、広州小鵬汽車(XPENG、シャオペン)の欧州向け2モデルの生産を受託したと発表。グラーツ工場が中国メーカー車を受託生産するのは初めてだった。
2025/11/25


