三菱自動車は23日、米子会社のミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ(MMNA)が米ペンシルベニア州の地方裁判所によって10億900万米ドルの損害賠償の支払いを命じられた判決を不服として控訴していた件で、MMNAによる請求が認められ、一審判決を破棄差し戻しする旨の判決が下されたことを明らかにした。
三菱自とMMNAは2018年11月、17年に発生した交通事故に関し、損害賠償を求める訴訟の提起を受けていた。原告側の男性は1992年製の三菱自「3000GT」を運転していた際、2車線の道路で前方の車を追い越す際にコントロールを失い、事故を起こした。男性は事故により重症を負い、原告はその原因が車の拘束システムの欠陥にあると主張。三菱自とMMNAを被告とし、各種の損害賠償を求めていた。
21年1月には三菱自に対する訴えは却下され、MMNAは問題となっている車両に欠陥はなかったとして争っていたが、ペンシルベニア州フィラデルフィア一般訴訟裁判所は24年5月、MMNAに対し、第一審の原告に対して9億7600万米ドルの損害賠償と3300万米ドルの遅延金利の支払いを命じる判決を言い渡した。MMNAは判決を不服とし、同州の上級裁判所に控訴していた。
三菱自とMMNAは引き続き、同社側の主張が認められるように対応するとしている。
2025/12/24


