独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディが14日発表した2025年の世界販売台数は前年比2.9%減の162万3551台と2年連続で減少し、目標の165万~175万台に届かなかった。米関税と中国市場での激しい競争を理由に挙げた。アウディは、再編費用や技術的な後退に加え、米国と中国での困難に対処するため通期利益予想を2度下方修正するなど、圧力にさらされている。ロイター通信が伝えた。
■北米が12.2%減、中国が5%減
地域別の販売台数は、本国ドイツが4%増の20万6290台となったが、ドイツを除く欧州が0.5%減の46万4046台、北米(メキシコ除く)が12.2%減の20万2143台、中国(香港含む)が5%減の61万7514台とそれぞれ減少した。その他の地域は5.5%増の13万3558 台となった。
アウディは、欧州と新興市場の力強さだけではマイナス要因を完全に打ち消すことはできなかったと説明。ただ、昨年9月以降の月間販売台数の増加を指摘し、26年の見通しについては楽観的な姿勢を示した。
■EV販売は36%増加
ドイツの自動車メーカーは中国市場では比亜迪(BYD)などの国内ブランドにシェアを奪われているが、アウディの電気自動車(EV)の世界販売台数は前年比36%増の22万3000台に上り、EVの受注台数は約58%増加した。
■VW・メルセデス・BMWも減少
アウディだけでなく、ドイツ勢の25年の世界販売台数はVWブランドが1.4%減の約473万台、メルセデス・ベンツの乗用車部門が9%減の180万800台、BMWブランドが1.4%減の216万9761台とそれぞれ減少した。
2026/01/16


