モビリティ向けバッテリー技術の米クラリオス(Clarios、本社:ウィスコンシン州グレンデール)は15日、スウェーデンの電池セルメーカー、アルトリス(Altris)との提携を拡大し、「パワー・ソディウム(Power Sodium)」プラットフォームに注力する共同開発契約(JDA)を締結したと発表した。クラリオスは拡張可能な製造設備を持つ欧州または米国の専用工場で、2030年までに低電圧ナトリウムイオン電池セルの量産を開始する計画だ。
今回の発表はクラリオスの60億米ドル規模の米国向けの投資計画に基づくもので、このうち10億米ドルは次世代技術に充てられる。同社はまた、ナトリウムイオン電池を同社のイノベーション戦略の重要な柱として位置付けるとし、同戦略は▽アルトリスへの出資拡大▽プロトタイプ電池セル組立に向けたスロバキアの車載電池メーカーのイノバット(InoBat)との協業▽2030年までの量産目標――の3つの重要な取り組みで構成されると述べた。
ナトリウムイオン電池は主材料であるナトリウムが世界中に遍在していることから、車載電池で現在主流のリチウムイオン電池に比べ、コストを大幅に圧縮できる点が強みとされる。
2026/01/19


