独フォルクスワーゲン(VW)は21日、ドイツ東部ザクセン州ツビッカウ工場をサーキュラーエコノミー(循環型経済)の拠点とし、2030年までに同工場で年間最大1万5000台の車両を解体し、リサイクルする計画を明らかにした。


■ザクセン州も支援

ザクセン州政府が同プロジェクトに最大で1070万ユーロ(約19億9300万円)の資金を提供。同社は今後数年間で、同工場の転換作業と設備の導入、人工知能(AI)アプリケーションに最大9000万ユーロ(約167億6520万円)を投資するという。

ツビッカウ工場への循環型経済の導入は、24年12月の団体交渉で決定されていた。第一段階として、同工場で解体プロセスの試験や検証を行い、基準を設定。中古車などに再利用できる部品やコンポーネント、電池を回収したり、純粋なリサイクル材を得るために材料を分離する作業に着手する。

■今年は500台のテスト車両を処理予定

今年はすでに500台のテスト車両の処理を開始。27年以降に処理台数を増やしていき、モジュール式解体コンセプトの採用により、処理能力を30年までに年間1万5000台に引き上げる計画としている。

VWはドイツ国内の生産能力の過剰に直面しており、ツビッカウ工場の自動車生産は今後、削減され、他の工場に移管される見通し。同工場の車両リサイクルのノウハウは、VWの他の拠点にも導入される可能性がある。

2026/01/23

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する