ドイツの自動車部品大手ZFはこのほど、BMWと乗用車向け駆動システムに関する長期供給契約を締結したと発表した。契約額は数十億ユーロ規模で、期間は2030年代後半まで。両社は8速オートマチックトランスミッション(AT)の供給と継続的な開発を進め、電動化時代に対応した低排出モビリティの基盤構築を目指す。
契約の柱となる8速ATは、内燃エンジン(ICE)車やハイブリッド車(HV)に対応する。ZFの電動ドライブ技術部門の責任者であるセバスチャン・シュミット氏は、技術の進化には長期的な計画が重要だとし、今回の長期契約により次世代トランスミッション開発の方向性が明確となり、安定すると述べている。
自動車業界では電動化への移行が進む一方、HVなど複数のパワートレインが併存する「オープンテクノロジー」戦略が広がっている。ZFは今回のBMWとの契約を通じ、システムサプライヤーとしての地位を強化するとともに、急速に変化する市場環境でのリスク低減を図る考え。
2026/2/9


