自動車部品大手の米ボルグワーナーは16日、同社の電池制御システム(BMS)の世界的な自動車メーカー向け供給が拡大したと発表した。同社は2023年から同システムの量産を開始し、同メーカーに供給してきたが、2029年以降はBセグメントとCセグメントの乗用車と小型商用車(LCV)の電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)にも搭載されるという。供給先のメーカー名は非公表。
ボルグワーナーのBMSは、中央の電池制御ユニット(BMU)と各電池モジュールに配置されたセル制御ユニット(CMU)を接続したモジュラーシステムを採用。これらが連携して充電状態の健全性や温度を監視し、セル電圧を測定するとともに、パッシブセルバランシングを行うことで、性能を最適化し耐久性を確保する。
同システムは直流急速充電通信に対応しており、内蔵された制御機能および診断機能により、自動車の機能安全規格「ISO26262」で最高レベルの「ASIL―D」などの厳格な安全要件を満たす設計となっている。
■最大800Vの高電圧に対応
また、拡張可能なアーキテクチャーにより、さまざまな構造のEVおよびPHV用の電池パックに柔軟に対応でき、最大800ボルトの高電圧にも対応。コンパクトなモジュール設計により搭載レイアウトの自由度を高めるとともに、電子プラットフォームはアップグレードすることで将来的な機能拡張にも対応できるという。
2026/02/17


