自動車部品メーカーの米ギャレット・モーション(Garrett Motion)は20日、商用車向け空調システムを供給する中国の科林車用空調(Cling、本社:河南省鄭州市)から、電動バス・トラック向けHVAC(暖房・換気・空調)システム用の遠心式コンプレッサーを大量受注したと発表した。2027年の生産開始を予定している。
■最大50%の小型化と30%の軽量化
受注した製品は同社が独自開発した、潤滑油を使用しないフォイルベアリング(空気軸受)の遠心式コンプレッサー「E-Cooling」で、従来のスクロール式コンプレッサーと比較して最大50%の小型化と30%の軽量化を実現。さらに騒音を10デシベル低減した。
400~800ボルトの高電圧のヒートポンプシステムに対応し、次世代の低GWP(地球温暖化係数)冷媒も使用可能。4万5000時間のメンテナンスフリー運用を実証しており、電気自動車(EV)の航続距離の延伸や環境規制対応に寄与するとしている。
同製品は科林の次世代電動バス・トラック向けHVACシステムに組み込まれる。両社は昨年、共同で広範な性能試験を実施し、冷却効率と能力の大幅向上を確認したという。
2026/2/26


