カナダの負極材メーカーのヌーボー・モンド・グラファイト(Nouveau Monde Graphite、NMG)は25日、ケベック州ベカンクール(Becancour)にある取得済みの電池材料工場用地の隣地を取得したと発表した。NMGには主要取引先であるパナソニックが2024年に2500万米ドルの出資を行ったことで知られている。
■追加取得分の面積は14.3万平米
新たに取得した土地の面積は14万3000平方メートルで、同社が保有する加ケベック州マタウィニー鉱山から自動車で2時間の地点にある。同社は同鉱山で採掘された黒鉛を新工場で電気自動車(EV)向け電池材料に加工する計画だ。
取得済みの用地の面積は20万平方メートルで、「グリーンフィールド」と呼ばれる物件であるのに対し、新たに取得した用地には床面積2万平方メートルの建屋がすでに建設されており、工場跡地などを意味する「ブラウンフィールド」の物件となる。追加取得した用地では主に物流施設として活用する方針だ。
■パナソニックに年間1.3万トンの供給を計画
新工場の起工時期は決まっていないが、今年の上半期(1~6月)中に建設計画の概要を決定する見通しとされる。同社は24年2月にパナソニックと7年間のオフテイク契約(長期供給契約)を締結しており、工場の完成後は年間1万3000トンの負極材料を納入することになっている。
2026/02/27


