米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)はこのほど、フォード・モーターが米国内で3件、計234万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。3件のうち1件はワイパーのモーター、残り2件はリアビューカメラに問題があったためとしている。
1件目のワイパー用モーターの不具合が確認されたのは2020~22年モデルの「エスケープ」と「エクスプローラー」、リンカーンの「アビエーター」と「コルセア」で、計60万4533台がリコールされる。フロントガラスのワイパーが適切に機能せず、事故を誘発する恐れがあるとされた。
ディーラーでは点検を行ったうえで必要に応じて同モーターの交換を行う予定。顧客への最初の通知は3月9日に開始し、修理内容の詳細を決定したうえで今年の5月に再度の通知を発送する見通しとなっている。
■2件目はAPIMの過熱が原因
2件目はリアビューカメラに問題があったとされており、21~26年モデルの「ブロンコ」と21~24年モデルの「エッジ」で、計84万9310台がリコールされる。アクセサリー・プロトコル・インターフェース・モジュール(APIM)が過熱してシャットダウンしてしまうことでリアビューカメラの映像が適切に表示されなくなる恐れがある。
ディーラーがAPIMのソフトウエアをアップデートするか、あるいは無線更新(OTA)によって同ソフトの修正を行う予定。顧客への通知は3月30日に始まる見通しだ。
■3件目の対象車両は1件目とほぼ重複
3件目もリアビューカメラの問題で、20~22年モデルの「エスケープ」とリンカーン「コルセア」、20~24年モデルの「エクスプローラー」とリンカーン「アビエーター」となっており、1件目とほぼ重複している。車両の後退時に表示されるリアビューカメラの映像が反転してしまうことが問題で、連邦自動車安全基準(FMVSS)に違反するとされた。
修理方法は検討中の状態で、顧客への最初の通知を4月17日に開始したうえで、今年の第2四半期(4~6月)中に修理内容の詳細を決定してから再度の通知を行う予定となっている。
2026/3/9


