ブラザー工業は26日、ドイツ子会社のBrother Internationale Industriemaschinenが独中部ヘッセン州バート・ホンブルク市に、ショールームを併設した工作機械のテクノロジーセンター「ブラザーテクノロジーセンターフランクフルト」を拡張移転したと発表した。今回の移転により、ショールームの面積は従来比で約2.5倍となり、ブラザーの工作機械「SPEEDIO(スピーディオ)」シリーズのほぼ全てのラインアップの展示が可能となった。
欧州の工作機械市場の規模は中国に次ぎ、電気自動車(EV)をはじめとする自動車産業を中心に、航空機や医療機器など幅広い産業分野で部品生産に対応した工作機械の需要が拡大。特にドイツを含む西欧では多品種少量生産のニーズが高まっているという。
ブラザーは2022年度以降、SPEEDIOの新シリーズの開発によるラインアップの刷新を集中的に推進し、現在は大型部品や複雑加工、多品種少量生産などの多様なニーズに対応可能な8シリーズ12機種を展開。また、27年度を最終年とする中期戦略では、中国・インド・日本に加え、欧州・東南アジアを産業機器事業の重点地域に定め、人的リソースや販売拠点網の増強を進めている。
■海外のテックセンターでは2番目の規模
ブラザーのテクノロジーセンターは現在、国内7カ所、海外13カ所に展開。バート・ホンブルク市内に拡張移転したテクノロジーセンターは、同社の海外のテクノロジーセンターとしては上海市に次ぐ規模となった。
ブラザーテクノロジーセンターフランクフルトは今後、マーケティングやテクニカルサポート、工作機械の展示・加工実演、各種セミナーの開催、テスト加工、サービスサポート活動などを行う拠点として活用していくという。
2026/03/30


