センコーは2日、タイ最大の貿易港であるレムチャバン港で、輸出入貨物を中心に扱う物流センターの建設に着手したと発表した。2015年4月のオープンを目指す。また、バンコクからアクセスの良い内陸部のアユタヤ県ウタイ市にも物流センターの建設用地を購入。16年4月の稼働を予定している。

レムチャバン港から約10キロメートルに位置するピントン工業団地に、倉庫棟3棟を建設する。延床面積は2万1416平方メートル。アユタヤ県ウタイ市の物流センターの延床面積は約2万平方メートルとなっている。

同社は06年7月、フォワーディング業務や日系化学メーカーの工場内物流・国内輸送・輸出業務などを中心に行うセンコー(タイランド)をバンコクに設立。12年には豊田通商と合弁でセンコー・ロジスティクス(タイランド)を中部チョンブリ県に設立し、13年4月から日系自動車メーカー向けに自動車部品調達輸送(ミルクラン輸送)事業を展開している。

センコーは、東南アジア諸国連合(アセアン)の物流ネットワーク構築による事業拡大を図るため、第1ステップとして今回、タイ国内に物流センター2カ所を建設。

第2ステップでは周辺諸国への拠点拡大を進め、タイを起点とした国際陸上輸送による「陸のアセアン」、第3ステップでは、海上輸送を中心とした「海のアセアン」への物流ネットワークを構築する考え。

40338.jpg
2014/5/7

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する