フォード・モーターは22日、トルコのコチ・ホールディングとの合弁会社であるフォード・オトサンが同国で第3工場を開所したと発表した。

新工場はイェニキョイ(Yenikoy)工場と呼ばれており、同国北西部のコジャエリ県にある既存施設のコジャエリ組立工場に隣接している。イェニキョイ工場への投資額は5億1100万米ドルで、生産能力は年間11万台。建屋面積は7万平方メートルとなっている。

イェニキョイ工場では、小型商用車のフォード「トランジット・クーリエ」と小型MPV(多目的車)の「トルネオ・クーリエ」を生産する。両モデルはトルコの研究開発(R&D)センターに属する1300人のエンジニアのうち、500人を動員して開発したという。

■46カ国への輸出が決定

両モデルは国内で販売するだけでなく、海外にも輸出する計画で、すでに46カ国への輸出が決まっているとした。

フォードは両モデルのほかに、トルコでは貨物トラックや商用バンの「トランジット」と「トランジット・カスタム」、トランジット・カスタムをベース車両とするMPVの「トルネオ・カスタム」を生産し、106カ国に輸出している。

新工場が開所したことにより、3工場を合計した同国での年間生産能力は40万台となった。

40570.jpeg
2014/5/23

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する