ドイツの自動車部品・タイヤ大手コンチネンタルは5日、2400万ユーロ(約33億6000万円)を投じてロシア南西部カルーガに建設したエンジン部品工場を開所した。年間生産能力は、エンジンコントロールユニット(ECU)が100万ユニット、燃料供給システムとフューエルレールシステムが各50万ユニット。2016年までに100人の新規雇用が創出される見込みだ。

 

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新工場の面積は7200平方メートル。同社は、新工場が入居するカルーガ・サウス工業団地が、フォルクスワーゲン(VW)やボルボ・トラックス、PSAプジョー・シトロエンの組立工場に隣接していると説明。先進技術を導入し、高い柔軟性を持つ生産ラインを備えており、新規顧客の要望にも素早く対応できるとしている。

コンチネンタルは、16年までにカルーガの自動車部品部門の従業員数を約330人に増やす見通し。現在は同部門とタイヤ部門(500人)、コンチテック部門(80人)を合わせ、カルーガで800人超を雇用。ロシア全体の従業員数は約1300人に上る。

同社は昨秋、2億4000万ユーロ(約336億円)を投じたカルーガの新タイヤ工場を開所。エアコンとパワーステアリングシステムを製造するコンチテック部門の新工場を先ごろ開所している。

2014/6/6

 

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