韓国のLGグループ傘下の電子部品メーカー大手、LGイノテック(LG Innotek)は26日、メキシコ中部ケレタロ州サン・フアン・デル・リオに設置した海外初の工場を開所した。アンチブロック・ブレーキ・システム(ABS)や電動パワーステアリング(EPS)、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)のモーターのほか、自動車向けの電気電子部品を製造する。8月からDCTモーターの生産を開始する。

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新工場は、メキシコをはじめ、北米の主要顧客に対するオンタイムデリバリーを可能にすることが目的。面積は3万4000平方メートルで、約600人を雇用する。ABSやEPSのモーターを含め、2016年までに自動車部品用のモーターの生産能力を760万ユニットに引き上げる計画という。

最終的には、LEDライトモジュールやカメラモジュール、通信モジュール、アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム(ADAS)の製造も手掛ける。

LGイノテックは1970年の設立。13年の売上高は57億米ドル、従業員数は約1万6000人に上る。

2014/6/30

 

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