インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)傘下の双竜自動車は16日、カザフスタンで初めてCKD生産したスポーツタイプ多目的車(SUV)「ノマド(Nomad)」を発表した。同国をはじめとする中央アジア市場に供給する。生産能力は最大で年間1万台。

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ノマドは「アクティオン(Actyon)」をベースとし、中央アジア市場向けに改良を加えたモデル。これまでは韓国から完成車を輸入販売していたが、地場のAgromash Holdingがコスタナイ州に保有する工場でCKD生産を開始した。

双竜はカザフスタンの提携先であるAllur Autoを通じ、2003年から同国に完成車を輸出。これまでアクティオンのほか、「アクティオン・スポーツ」「コランド」「カイロン」を販売しており、13年の販売台数は3600台に上っている。

双竜のChoi Johng-sik副社長は、ノマドのCKD生産により、カザフスタンの販売増を目指すとともに、CIS(独立国家共同体)の生産拠点を確保したと述べている。

2014/7/17

 

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