トヨタ自動車は30日、中国・江蘇省常熟高新技術産業開発区に設立したトヨタ自動車(常熟)部品有限会社(TMCAP)が同日、開業式を実施したと発表した。TMCAPは14日から、中国の小型車用に無段変速機(CVT)の生産を開始している。トヨタが海外でCVTを生産するのは初めて。


TMCAPが製造するCVTは、今夏投入した新型の「カローラ」と「レビン」に搭載しており、今後も小型車を中心に導入していく予定という。

TMCAPは2015年内にハイブリッド用トランスアクスルの生産も予定している。トヨタは、中国で海外では初となるハイブリッドユニットの現地生産に取り組んでおり、ハイブリッド用トランスアクスルの生産もその一環。ほかに電池やインバータの現地化の準備も進めている。

15年には、これらの中国産ハイブリッドユニットをカローラ、レビンに搭載し、市場に投入する予定。

TMCAPは2012年7月に設立。総投資額は2億8500万米ドルで、土地面積は14万平方メートル、工場の生産能力は年間24万基に上る。従業員数は約640人。

2014/7/31

 

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