自動車部品大手の米デルファイ・オートモーティブが7月31日発表した中間期(1~6月)決算は、売上高が前年同期比5.6%増の87億2700万米ドル、調整後の営業利益が9%増の10億3000万米ドルの増収増益となった。


営業利益率は11.8%となり、前年同期の11.4%から40ベーシスポイントの上昇となった。売上高がアジアで13%、北米で8%、欧州で1%伸びたことで、南米での16%減を相殺することができたとしている。

第2四半期(4~6月)の売上高は5.0%増の44億5100万米ドルで、調整後の営業利益は7%増の5億4700万米ドルだった。営業利益率は12.3%に達している。

同社のロドニー・オニール最高経営責任者(CEO)は「傑出した事業運営を継続することで、四半期ベースでは記録的なレベルの好業績を挙げることができた。下半期も今の勢いを維持していきたい」と述べた。

■通期見通しを上方修正

通期の業績見通しは、売上高こそ172億~176億米ドルと以前の予想を据え置いたが、調整後の営業利益については以前の19億7500万~20億5000万米ドルから20億~20億5000万米ドルへと上方修正し、予想レンジを狭めている。

営業利益率についても以前の11.5~11.6%というレンジの上限に相当する11.6%へと修正した。

第3四半期の業績見通しは売上高が42億~43億米ドル、調整後の営業利益が4億5000万~4億8000万米ドルとしている。

2014/8/1

 

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