自動車部品メーカー大手の米ビステオンは13日、70%出資する韓国の合弁会社、ハラ・ビステオン・クライメート・コントロール(HVCC)がブラジル南東部サンパウロ州アチバイア市に南米初の工場を開所したと発表した。新工場では、域内の自動車メーカー向けに、暖房・換気・空調システム(HVAC)部品の組立生産を行う。


新工場の製造スペースの面積は3000平方メートルで、需要に応じて拡張することが可能。生産は6月上旬に開始していた。当初は正社員と時給労働者を計40人雇用する。

HVCCのYH・パーク社長兼最高経営責任者(CEO)は、新工場が同社のグローバル事業の拡大におけるブラジルの重要性を示していると強調した。

HVCCは韓国に本社を置き、19カ国に計35カ所の製造拠点と4カ所のグローバル技術センターを展開。エアコンやコンプレッサー、パワートレインクーリング、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)のバッテリークーリングなど、幅広い製品を供給している。

2014/8/14

 

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