デンソーは10日、豪州子会社デンソー・オートモーティブ・システムズ・オーストラリアでの生産を終了することを決定したと発表した。同社が製品を納めている自動車メーカーが豪州の生産事業から撤退するため。生産終了時期は、供給先の撤退時期に基づき決定する。


豪州では、フォード・モーターが2016年に、ゼネラル・モーターズ(GM)子会社ホールデンとトヨタが17年にそれぞれ生産を中止することを決めている。

デンソーは1972年に豪州生産を開始し、カーエアコンやラジエーターなどを供給してきた。豪州での市販事業、サービスは、今後も引き続き行っていく予定。
デンソー・オートモーティブ・システムズ・オーストラリアは1989年の設立で、ビクトリア州に拠点を置く。従業員数は約400人で、カーエアコン、ラジエーター、メーターなどを製造、販売する。

今回の生産終了の決定によって影響を受ける従業員については、再就職支援など最大限のサポートを実施するとしている。

2014/9/11

 

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