BMWは9日、ブラジル南部のサンタカタリーナ州アラクアリ市で建設した新工場が生産を開始したと発表した。同社としては南米で初の生産拠点となる。

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開所式典ではブラジル市場向けに開発された「328iアクティブフレックス」をラインオフした。同モデルはバイオ燃料車の普及が進んでいるブラジル市場に対応しており、エタノールとガソリンの両方を燃料として利用することができる。

同工場の敷地面積は150万平方メートルで、現在の従業員数は500人。2015年9月までにボディ製造工程と塗装工程も稼働し、サプライヤーパークの整備も完了すると、雇用者数は1300人まで増える予定となっている。

■5モデルを年産3万台

投資額は15年までに総額2億米ドル。生産能力は年間3万台で、BMWの「3シリーズ」のセダン、「1シリーズ」の5ドア車、「X1」、「X3」とミニの「カントリーマン」を生産する。段階的にブラジル国内の部品メーカーからの調達を増やしていく方針だ。

BMWは1995年にブラジルで販売会社を設立。99年に金融子会社を設立し。10年からはブラジル北部アマゾナス州のマナウス工場で二輪車の生産を始めている。

2014/10/10

 

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