商用車大手の米ナビスターは15日、インディアナ州インディアナポリスの鋳造工場を閉鎖すると発表した。同工場では現在、エンジンブロックとシリンダーヘッドを製造している。2015年夏に閉鎖を完了する予定で、以降はサプライヤーからこれらエンジン部品を調達する。


ナビスターは、同社が過去2年間、利益体質化と長期的な成功のため、多くの事業強化策を実行してきたとしたうえで、エンジンの製造コストを引き下げ、全体の工場の設備稼働率を引き上げるために、エンジン部品の自社生産を取りやめ、外部からの調達に切り替えることを決めたと説明。これにより、北米のトラックおよびトラック部品事業に余剰リソースを振り分けることが可能になるとしている。

鋳造工場の閉鎖に伴い、約180人の人員が削減され、年間の営業コストが約1300万米ドル節減される見通し。解雇や操業停止に関連した費用1100万米ドルを第4四半期(10~12月)に計上するという。また、加速償却費として最大4000万米ドルを15年上半期に計上する予定だ。

2014/12/16

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する