米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)がこのほど発表した2013年の交通事故死亡者数は前年比3.1%減の3万2719人だった。04年以降の10年間で約25%減少したとしている。

43574.jpg


このうち乗用車と小型トラックの乗員の死亡者数は3%減の2万1132人で、1975年以降で最低の水準となった。歩行者の死亡者数は1.7%減の4735人だったが、過去最少だった09年の4109人よりは15%近く多い状態となっている。自転車での死亡者は1.2%増の743人だった。

■負傷者も2.1%減、通報件数は増加

負傷者数も2.1%減の231万3000人と減少。警察に通報された事故件数は1.3%増の568万7000件と増えたにもかかわらず、死亡者と負傷者の両方が減少したことになる。人口10万人当たりの死亡者数は10.35人となり、12年の10.76人から0.41ポイント低下した。

NHTSAのフリードマン長官代行は「1日当たり90人、1時間当たり250人の負傷者が出ている。NHTSAに勤務する者として重く受け止め、米国市民を守るための業務を推進していきたい」と述べた。

2014/12/24

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する