プラスチック部品製造の独ロシュリング(Rochling)は13日、ドイツ南部バイエルン州バッカースドルフ工場を拡張すると発表した。同社は昨年、バッカースドルフ市内で工場を移転していた。拡張に伴う費用は450万ユーロ(約6億2000万円)。
バッカースドルフの新工場は、生産スペースが3300平方メートルで、7000平方メートルの物流・倉庫スペースを併設。現在は125人を雇用している。
BMWから新たに複数の製品供給を受注し、生産能力が限界に近づいたため、拡張を決定。今年6月までに面積1350平方メートルの倉庫を新設するとともに、工場を2500平方メートル、物流スペースを3000平方メートル、荷物の積み下ろし設備を1200平方メートル、それぞれ拡張する。
ロシュリングは世界20カ国に60カ所の拠点を持ち、自動車産業向けなどにプラスチック部品を供給。13年2月には日本の駐在員事務所を現地法人に格上げしている。従業員数は世界全体で7500人に上る。
2015/1/15