韓国の鉄鋼大手ポスコは22日、7億900万米ドルを投じて建設したインド西部マハラシュトラ州の製鉄所を開所した。生産能力は年間18万トン。主に、インドの自動車最大手マルチ・スズキやタタ・モーターズ、マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)などに製品を供給する。ロイター通信が伝えた。


ポスコはインドの生産事業を段階的に引き上げる計画。すでに西部マハラシュトラ州プネや南部タミルナド州チェンナイ、ニューデリーに鋼材加工センターを置いているが、東部オリッサ州の製鉄所の建設計画については進展が遅れている。

同社は12億米ドルを投じ、オリッサ州に年産1200万トンの製鉄所を建設する計画で、2005年6月に州政府と合意したが、土地や鉄鉱石採掘に関連する許可取得が難航している。同プロジェクトは、インドへの海外からの直接投資としては最大規模になる。

オリッサ州では、欧州の鉄鋼大手アルセロールミタルなども投資を計画しているが、地域住民の反対などで難航している。

2015/1/23

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する