フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は9日、天然ガス車(NGV)関連技術の研究開発についてイスラエル政府の首相府に協力することで合意し、覚書(MOU)を交わしたと発表した。


FCAだけでなく、旧フィアット系列の商用車メーカーであるイベコとFCA傘下の部品メーカーであるマニエッティ・マレリも参画する。イスラエル側は首相府が主導するイスラエル燃料選択イニシアチブ(IFCI)の事務局が覚書に署名した。

IFCIは10年間の期限付きで代替燃料に関する技術の研究開発を推進する機関で、2020年までに同国の公共交通機関や物流部門で一定量の代替燃料車を普及させることを目指している。今回の合意では圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする自動車の共同開発などが主眼となっている。

両国政府は2013年12月に代替燃料車に関する共同研究を推進することで基本合意していた。

2015/2/10

 

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